三菱食品株式会社

従業員規模
3000-4999名
業種
卸売業・小売業
お困りごと
  • 健康経営
  • 人事データの集約と分析で、健康課題の真因へアプローチするデータドリブンな健康経営を

    • 人事グループ 健康推進ユニット リーダー藤田 篤史様(左)
    • 人事グループ 健康推進ユニット中上 淳也様(右)
    • 人事グループ 健康推進ユニット菅原 慶吾様(中)

    食品の卸売業を展開する三菱食品は、最上位概念として「食のビジネスを通じて持続可能な社会の実現に貢献する」というパーパスを制定。そのパーパスを実現するための価値創造の基盤の一つに「健康」を位置づけ、同社ならではの健康経営宣言と実現プロセスのもと、健康経営に関する多角的な取り組みを推進。アドバンテッジリスクマネジメント(以下ARM)の「アドバンテッジ ウェルビーイング DXP」(以下「ウェルビーイング DXP」)をはじめ、様々なシステム・サービスを活用する同社の導入背景や活用イメージ、健康経営に関する展望についてお話をうかがった。

    ※文中記載の法人名・組織名・所属・肩書き・データなどは、すべて取材時点(2023 年 8月)での情報です。

    三菱食品 様の サービス導入 のPOINT

    POINT.1
    人事データの一元管理によって、データドリブンな健康経営を目指す
    POINT.2
    様々なデータを複合的に分析し、健康課題の「真因」へアプローチ
    POINT.3
    ARMの「向かい合うより、隣で一緒にゴールを目指してくれる」姿勢を評価

    導入担当者様の声

    ARMのサービスを導入することになった経緯をお聞かせください

    さらなる健康経営推進のため、様々な人事システムを一社に集約し、データ活用を図りたかった

    当社は役職員の健康を最大の財産と考え、役職員が情熱を持って活躍できる風土づくりを健康面から支えることを目指しています。社員の自己効力感の向上を目的として、「認知や感情にフォーカスした施策」と「データドリブンな健康指導」を重視しています。当初は、ARMのカウンセリング・セミナーが認知行動療法に基づいたものということに興味があってご相談し、これまで様々な研修やセミナーをニーズに即して実施いただく形で支援いただいていました。

    近年になって、よりデータドリブンな施策の実行の必要性を感じていたところ、別々の企業さんのものを導入していた健康管理システムやストレスチェックといった主要な人事システムをARMなら集約できると伺いました。データの一元管理に際して今後データ活用に力を入れていきたいということもあり、各人事システムの導入に合わせ、統合システムの「ウェルビーイング DXP」も導入しました。

    「ウェルビーイング DXP」導入の決め手についてお聞かせください

    健康課題の本当の原因にアプローチでき、データが健康指導の説得力になること

    ウェルビーイング DXPの最大の魅力は、健康管理システムのデータをはじめ、ストレスチェック、産休・育休・傷病などによる休業データ、勤怠データ、さらには自社独自のアンケートデータなどと連携ができ、一つのプラットフォーム上でデータを一元管理できる点にあります。それらのデータを複合的に分析することで、健康診断だけでは見えてこなかったリスクや、学術研究とは異なる当社独自の傾向を見つけることができるのでは、との期待から導入を決定しました。

    これまでも人事から社員へ「あなたの健康に問題があります」とアプローチはしていましたが、健康課題はセンシティブな領域なので、すぐに納得できたり聞き入れてもらえるかというと難しい印象もありました。その点、「ウェルビーイング DXP」があらゆるデータ分析によって傾向を導き出しリスク予測をしてくれると説得力も高まりますし、我々が話すよりも聞き入れやすくなるのではと期待しています。

    「ウェルビーイング DXP」活用の全体像についてお聞かせください

    「誰一人後悔しない健康指導」のために、健康課題の真因へアプローチする

    当社では、「ウェルビーイング DXP」を活用することで実現したい姿を、「ミッション・ビジョン・バリュー」で整理しています。

    まず「ミッション」として「誰一人後悔しない、させない健康指導」を目指しています。「あの時もっと受診勧告をしていれば」「あの時健診を受けていればよかった」と、全員が後悔をする結末にはさせたくないという想いが前提にあり、「ウェルビーイング DXP」を導入しています。

    そのためにデータの力によって健康リスクをあらかじめ察知し、産業医や保健師と連携しながら未然に救える体制とデータドリブンな施策の実行を「ビジョン」としています。
    そのビジョンを実現する上で「ウェルビーイング DXP」が可能にする「バリュー」として健康維持へのモチベーション【動機】、説得力のあるリコメンド【対処】、気づかぬ兆候の発見【予見】、真因へのアプローチ【解決】があると考えています。

    とりわけ重視しているのが、「真因へのアプローチ」です。健康面の不調は、表面には出てこない真因を特定し、アプローチしないと本質的な改善はできません。その真因の特定に、「ウェルビーイング DXP」を活用して、データドリブンな健康指導を推し進めていきたいと考えています。そのように説得力をもって進めていける点を魅力的に感じていますね。

    さらに、今後どのような活用をイメージされていますか

    健康課題を解像度高く可視化し、より最適なサジェストにつなげたい

    様々な独自データを連携させていきたいと考えています。ウォーキングイベントの歩数データや、社員が身につけているスマートウォッチの歩数や心拍数などのバイタルデータも今後「ウェルビーイング DXP」に取り込みたいですね。さまざまなデータと掛け合わせれば、社員の生活習慣と健康状態の関係性が見えてきたり、より最適なサジェストができると考えています。健康経営においては、社員一人ひとりの行動変容を促すのが最も難しいのですが、この「ウェルビーイング DXP」のプラットフォームを通じて個々の健康課題が可視化され、主体的に行動を促すようなフィードバックを社員に提供できるといいですよね。

    ARMの支援内容についての評価や、期待する点についてお聞かせください

    向かい合うより、隣で一緒にゴールを目指してくれる存在

    ARMとは、月例のミーティングで「ウェルビーイング DXP」の活用について意見交換をしたり、各種セミナーやカウンセリングなどのサービスにおいても日ごろから相談させていただいています。
    ARMの担当の方からは、テーブルを挟んで向かい合っているというより、隣で同じ方向を向きながら一緒にゴールを目指している、そんな姿勢を感じています。健康経営が長期的視点で取り組むものと考えると、当社はまだスタートを切ったばかりですので、ARMにはこれからも引き続き、伴走支援していただけると心強いですね。

    今後の健康経営の取り組みについてお聞かせください

    デジタル技術に人間ならではの知見と感性を組み合わせた、ハイブリッド型の健康経営を

    これまでは私たち人事部門が主体で風土改革など社内への働きかけをしてきたのですが、それだけでは頭打ちになることが目に見えてきました。AIなどのデジタル技術を取り入れながら、そこに人間ならではの知見と感性を組み合わせたハイブリッド型の健康経営の推進体制を築いていきたいと、想像をふくらませています。そのためにも、まずは「ウェルビーイング DXP」を活用したデータドリブンの健康経営で成果を示していきたいですね。

    • 三菱食品 藤田 篤史様

      藤田 篤史様

    • 三菱食品 中上 淳也様

      中上 淳也様

    • 三菱食品 菅原 慶吾様

      菅原 慶吾様

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