日本トーター株式会社

従業員規模
2000-2999名
業種
IT・通信業
お困りごと
  • ストレスチェック
  • 組織改善の第一歩は“気付き”が大切。DXPにはそのきっかけと業務効率化の実現を期待しています。

    • 人事部ヒューマンリソース課 課長古澤健一様(左)
    • 人事部ヒューマンリソース課 上級専門職 特定社会保険労務士内海隆生様(中)
    • 人事部ヒューマンリソース課 係長山田まどか様(右)

    ストレスチェックに関する事務負担は、データの集約や結果の展開、さらに組織改善を目的とした集団分析の活用などにおいて、大きな影響を及ぼす。またPDCAのサイクルを適切に回すためには、組織の管理職が調査結果から状況や優先課題を的確に把握する必要がある。ストレスチェックの業務効率化や、組織状況の見える化に重要性を感じていた日本トーター株式会社は、2024年にARMの「アドバンテッジ ウェルビーイングDXP」を導入。「課題解決のサイクルが加速することを期待している」と話す同社の担当者に導入までの経緯と展望を伺った。

    日本トーター株式会社 様の アドバンテッジ ウェルビーイングDXP導入 のPOINT

    POINT.1
    ストレスチェックのデータ集約や展開の事務負担を課題視
    POINT.2
    全国拠点に各組織の状況や課題を的確に伝える必要性を感じていた
    POINT.3
    DXP導入により課題解決アプローチのサイクルが加速することを期待

    導入担当者様の声

    サービス導入までの経緯をお聞かせください

    自発的な組織課題の認識のきっかけになることを期待

     当社が製品やサービスを提供する公営競技業界では、運営の健全性や公平性が重視されます。この業界で働く立場として、メンタルヘルス対策は本人だけでなく組織の健全性維持にもつながる重要な取り組みと考えています。そこで当社では2015年からARMのストレスチェックを導入し、単なる法令遵守という位置づけではなく、これまでに見えなかった組織課題を把握し、改善に向けて各拠点の管理職に状況を共有していました。しかし、当社は拠点数が多いこともあり、本社から状況を共有するだけではなかなか適切な状況把握や改善に結びつかず、どうすればストレスチェックを生かしてPDCAのサイクルを回すかが課題となっておりました。
     そんな折、ARMからストレスチェックのデータを抽出し、属性や項目をカスタマイズして可視化できるアドバンテッジ ウェルビーイングDXP(以降DXP)を紹介していただきました。課題解決のPDCAは、まず的確に状況把握し、何が課題か気付くことから始まります。全社平均との比較やエンゲージメントなどの調査結果が見やすくまとまっており、かつ各自が簡単な操作で見たい項目を絞って表示できることなどから、「これなら自発的に確認し、状況把握のきっかけになるのでは」と考え、導入を決断しました。

    サービス導入の決め手についてお聞かせください

    膨大な事務負担を軽減できる点も導入を後押し

     導入の決め手として、事務負担軽減が期待できるのも大きなポイントでした。従前はストレスチェック実施後、組織診断レポートなどの情報は各拠点で合計100名ほどになる管理職に1人ずつメールで通知していました。そのためデータは紙やエクセルで管理しており、膨大な事務負担が課題となっていただけではなく、アナログかつ属人的な方法のために、ミスや漏れのリスクが高まっていました。DXPの活用により、一斉通知で各人が集団分析の結果を能動的に取得する方式となるので、事務負担軽減や漏れ防止だけでなく、自発的な行動変容のきっかけにもなると考えています。

    サービスの活用状況についてお聞かせください

    年1回のフィードバック研修にも活用

     そもそも分かりやすい操作性となっていますが、ARMからいただいた操作ガイドの動画もあり、社内からほとんど問い合わせもなくスムーズに現場に導入できました。ストレスチェックのツールともシームレスに連携でき、閲覧権限設定などのセキュリティ面の操作も迷うことなく実行できました。当社ではストレスチェックの結果展開後に、年1回のフィードバック研修を実施していますが、複数回受けている人にとっては同じ内容の研修となり、なかなかPDCAに結びつかないこともあります。そこで今年はさっそくDXPを使って自組織の状態を把握したうえで、アクションプランを考えてもらうという活用方法を実践しました。まだ導入初年度なのですが、今後フィードバック研修で継続的に活用して推移をチェックし、改善に結びつく事例が出てくることも期待しています。
     また、当社は7月にストレスチェックを実施していますが、集団分析結果が展開されるのは例年数ヵ月後となっています。ただ、組織課題の発見は早期であることが望ましく、できるだけスピード感を持って取り組みたい。このDXPは部署別の結果を前倒しでチェックできるので、課題解決に向けてタイムラグを圧縮できるという点もメリットだと感じています。

    さらに、今後どのような活用をイメージされていますか

    組織の健全性の維持にも活用していきたい

     運営の健全性や公平性が重視される公営競技業界を支える立場として、健全な就労環境の維持が今後も重要となります。そのために、今回導入したDXPを用いて、組織課題の早期発見や改善に取り組んでいきたいと考えています。

    • 人事部ヒューマンリソース課 課長 古澤健一様

      古澤健一様

    • 人事部ヒューマンリソース課 上級専門職 特定社会保険労務士 内海隆生様

      内海隆生様

    • 人事部ヒューマンリソース課 係長 山田まどか様

      山田まどか様

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