Healthcare Managemement
アドバンテッジリスクマネジメントグループの両立支援の取り組み
育児・介護と仕事の両立支援
育児支援について
育児に関する実績
【育児休業取得率】
- 2023年度 女性100%、男性66%
- 2022年度 女性100%、男性71%
- 2021年度 女性92%、男性80%
【認定】
- 厚生労働省 次世代認定マーク
「プラチナくるみん」
- 厚生労働省 女性活躍推進法認定マーク
「えるぼし(認定段階3)」
育児支援のための制度
休暇・休業関連
制度 | 内容 | 詳細・補足 |
---|---|---|
産前産後 休暇 |
出産予定日より6週間前以内、出産後8週間にて取得可能 | |
育児休暇 | 育児のための休暇、産後休暇終了日の翌日から子の1歳の誕生日前日まで取得可能 | 保育所に入社できない等の事情がある場合などは、満2歳の誕生日前日まで延長可能 |
出産休暇 | 配偶者の出産時に取得できる休暇 | 有給にて付与、2日以内 |
子の 看護休暇 |
子の看護(健康診断や予防接種なども含む)が必要な場合に取得できる休暇 | 1年間につき5日間取得可能、有給にて付与 中学校就学の始期に達するまでの子が 2 人以上のときは10日間 |
チャイルド プラン休業 |
不妊治療(人工授精、体外受精)のための休業 | 勤続3年以上の女性社員が対象、最大1年間取得可能 |
チャイルド プラン休暇 |
不妊治療のための休暇 | 有給にて付与、男女ともに対象で1年間につき5日間取得可能 |
時間単位の 次有給 休暇 |
年次有給休暇を時間単位で取得することが可能 | 1年間につき5日の範囲内 |
勤務スタイル関連
制度 | 内容 | 詳細・補足 |
---|---|---|
育児による 時短勤務 制度 |
所定労働時間を短縮して勤務することが可能 | 子の小学校6年生修了時まで取得可能 <実働6時間の場合> 始業時間9時~10時の間、終業時間14時~17時の間 <実働7時間の場合> 始業時間7時~10時の間、終業時間15時~18時の間 |
妊娠期の 時短勤務 制度 |
所定労働時間を短縮して勤務することが可能 |
その他
制度 | 内容 | 詳細・補足 |
---|---|---|
出産 お祝い金 |
1児につき10,000円を支給 | |
出産育児 一時金付加金 |
健康保険組合より付加給付として、1児につき10万円支給 | 出産一時金とあわせて52万支給 |
こどもの 入学祝い |
小学校入学時と中学校入学時にお祝いを贈呈 | 図書券5,000円分 |
ベビーシッター 割引サービス |
指定のベビーシッター事業者を利用する際に割引が受けられる制度 | 1回あたりの割引額2,200円 (多胎児2人:9,000円、多胎児3人以上:18,000円) |
全社員が活用できる制度
制度 | 内容 | 詳細・補足 |
---|---|---|
テレワーク | 次のいずれかにて勤務が可能
|
但し、業務上自立していないとき、健康観察しなければならないとき、コミュニケーション活性化や顧客との契約順守のために出社が必要なときなど、テレワークを承認されないことがある |
時差出勤 制度 |
7時から10時までの30分刻みで勤務開始時間を選択することが可能 | 但し、業務に支障がある場合には時差勤務を認めない、もしくは勤務時間帯の変更を求めることがある |
プレミアム ワンアワー |
17時まで勤務すれば、18時前に退勤しても、18時まで働いたとみなす制度 | 時短勤務者の場合は、所定労働時間より30分早く退勤しても、所定労働時間勤務したとみなす |
育児と仕事の両立支援のための取り組み
子育て中の社員の両立を支援するため、また、仕事と子育ての両立を楽しみながらいきいきと活躍していただくために、研修や復職ガイドブックの整備、福利厚生サービスの導入を行っています。
◆両立支援研修の開催
年度ごとにテーマを定め、両立中社員を支援するための研修を開催しています。育児休業中社員も参加可能で、復職にむけた準備やコミュニケーション促進にも繋げています。
- テーマ例:
-
- ライフイベントと仕事の両立を考える研修
- キャリアプラン研修
- EQを活用した子育て研修
(※EQとは…Emotional Intelligence Quotientの略で、「感情をうまく管理し、利用できる能力」を指し、ビジネスシーンにおいて必要となる対人コミュニケーションの基礎能力といわれています。当社ではこの能力を活用したサービスを顧客向けに提供しています。)
◆産休・育休者復職ガイドブック
復職前の必要な準備(保育園の見学・申込や復職面談など)や復職後に利用いただける制度、業務の工夫点などをまとめたガイドブックを作成し、復職者に案内しています。また、管理職向けの受け入れ時のガイドブックも整備しています。それに基づきながら、復職者ならびに周囲のメンバーに対して必要な支援や配慮を理解し、チームとしての生産性を向上することができるように取り組んでいます。
◆ライフサポート倶楽部
育児を支援するウェルビーイング補助制度がある福利厚生サービス「ライフサポート倶楽部」を導入しています。保育園やベビーシッターに関するサービス、家事代行サービス、子供向けの教育サービスについてなど、子育てや家庭を支えるメニューを会社が一部費用を補助し割安にご利用いただけます。
社員同士の繋がりづくりの支援
社員同士のコミュニケーションを促進し、子育てに関する情報交換や悩み相談ができる繋がりづくりを推進しています。困ったときには助け合う、そんな風土が根付いています。
◆交流イベント
パパママ交流会やご家族も参加可能なファミリーイベントを開催し、社員同士の交流を促進しています。交流会はランチタイムにも開催し、時短社員も参加しやすいようにしています。
※コロナ禍以降は、主にオンライン形式にて開催しています。それにより、休業中社員も参加しやすいという新たなメリットがうまれました。今後は、それぞれの良さをいかしながら集合・オンラインの双方を活用し、ハイブリッドにて開催していく予定です。
◆ハハ部
子育て中の社員が自主的に設立した「ハハ部」。定期的なランチ会や情報交換などを行っています。現在部員は約50名。また、ハハ部のみならずパパ向けコミュニティーも拡大中です。
◆休業中社員とのコミュニケーション
休業中社員との継続的なコミュニケーションのために、自社サービスである「アドバンテッジハーモニー」を活用しています。具体的には、社内の動きや新しい取り組み、オンラインの社内報、福利厚生に関するお得な情報などを休業中社員にも届けています。また、オンライン開催の研修やセミナーの案内を行い、休業中社員からも希望を募ることで、能力開発やスキルアップの支援に繋げています。
ワークライフバランスの向上と子育てを理解し応援する風土づくり
子育て中の社員のみならず、全社員が働きやすい環境を整えるために、ワークライフバランスの向上を推進しています。
平均残業時間 13時間(2023年度実績)
平均年次有給休暇取得率 79%(2023年1月~2023年12月実績)
◆テレワーク、時差出勤制度
働き方の選択肢を増やすことで、社員のエンゲージメントを高め、ウェルビーイング向上につなげるための施策です。両立中の社員にとっては、育児と仕事のバランスをとり、生産性高く働くための施策として活用されています。
◆プレミアムワンアワー
定時より1時間早く退勤をし、業務以外の活動に充てることができる制度です。仕事に繋がるスキルや創造性を高める制度として活用しています。時短勤務の方も、30分早く退勤することができます。
社員の声
育児休暇を取得した当社従業員2名のインタビュー内容をお届けします。
事務職 女性 Tさん
2022年春に2年間の育児休暇から復職、今は2児の子育てと仕事の両立中
・産休・育休に入る前のお気持ちを教えてください
入る前から、既に産育休明けの復帰後のことを考えていました。子ども2人を育てつつ復帰してやっていけるか、自身を含め、家族の体調管理や会社皆さんにご迷惑をおかけしないか、という心配がありました。
・産休・育休を取得されて感じたことや期間中の過ごし方を教えてください
業務内容や勤務形式(コロナ禍による在宅勤務など)がどのように変わっていくのか気になりつつ、期間中は体も頭も完全に仕事とは離れ、家事、子育て一色で過ごしていました。自粛要請により、上の子が保育園に通えない期間も1か月単位で何度かありましたので、まさに子育てに奮闘してしていました。
・復職するにあたり不安や緊張はありましたか、また実際に復職してみて感じたことがあれば教えてください
2年間お休みをいただいていたこともあり、業務に戻ることができるのかという不安が大いにありましたが、同時に、復帰して生活にメリハリをつけたいという期待もありました。復職後は、時短勤務に理解をいただいており、在宅に必要な手配もされています。また、休暇中の知識や情報のキャッチアップのために、週1回、新人・復職者向けの勉強会を部内にて開催していただいています。
・両立で工夫されていることを教えてください
現在は2時間の時短ですが、自身のスキルを上げることによって時短を1時間にするなど、もう少し選択肢を増やせるのではと期待しています。また、平日は夫の帰りが遅く頼ることができないので、前夜のうちに翌日の夕食の準備をするなと、事前準備をしっかりしています。休日は自然に触れるなどリフレッシュしています。
営業職 男性 Kさん
2か月間の育児休暇を取得
・育休を取ろうと思ったきっかけを教えてください
同じ支店の先輩が取得していて、かつ、子どもができたタイミングで上司が強く進めてくださったため、取得しました。
・周囲の反応はどうでしたか
家庭内では、妻と妻の両親に「育休をとってくれてありがとう」と感謝されました。また、その他の方からは、「いい会社だね~」っていろんな人から言われる機会があり、自社の良い点を改めて実感することができました。
・実際に取得してみての感想を教えてください
①育休を取ったことで妻と妻の両親にとても感謝され、関係性がよくなった
妻の両親世代からすると男性の育休は馴染みがないことのため、育休取得を伝えると「娘と孫のために休んでくれてありがとう!」と感謝の気持ちを伝えられ、コミニュケーションも円滑になりました。子育ては長期戦かつ夫婦以外の支援も必要になるため、男性側がしっかり時間を取れると親族との関係性づくりもできて、妻も子育てしやすくなりました。
②育休によって家事・育児スキルが磨かれ、妻も安心して外出や休憩をとることができるようになった
男性側の育児・家事スキルが未熟だと、「ちょっと外出してきなよ。子ども見てるから」と口では言っても、妻としては安心して外出もできないように感じることがあると思います。そんな中で、男性が留守を任せてもらえるくらいスキルアップすることが大事なので、育休の時間があったことによってスキルアップをすることができました。
③子育てや妻の仕事復帰など、詳細のことについて腰を据えて話す時間がもてる
男性が育児を頑張ることで、ふとした瞬間に夫婦で少し先の事を話す機会が生み出されます。そこでお互いが感じてる不安を共有しあうことで、将来に向けた共通認識をもてるようになるので、結果として目の前の子育てに集中できるようになりました。
この3点より、「育休は可能な限り世の中の男性社員は取れるようになってほしい」と思うくらい素晴らしい制度だと感じました。
・復職後、仕事への取り組み方など変化はありましたか
圧倒的に日中の生産性が上がりました。子どものお風呂の時間など制約があるので、日中の集中力と業務スピードが自分の中では別人級には早くなったと感じています。