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企業内カウンセラーになるための資格、資格取得方法、求人について知りたい!【ストレスチェック徹底活用コラム】

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「アドバンテッジJOURNAL」編集部

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企業内カウンセラーとは?

企業内カウンセラーとは、職場の人間関係や仕事における悩み、メンタルヘルス不調など、企業で働く人の心の問題を扱うカウンセラーです。

業務内容は非常に幅広く、社員のストレス管理だけではなく、職場環境や仕事の進め方の改善から、気が乗らない仕事をするときのモチベーション管理、社員一人ひとりの目標達成のサポートなどの相談にも乗ります。

上司には相談しにくいことも気軽に話せるのが企業内カウンセラーの利点で、産業医など企業の労働安全衛生に関わる担当者と連携しつつ、社員のメンタルヘルスを改善・向上させる仕事をしています。

企業内カウンセラーに必要な資格は?

企業内カウンセラーになるために義務付けられた資格はありません。しかし、ストレスなど人間の心の葛藤を扱う仕事ですから、心理学やカウンセリングの専門知識を身に付けるために一定の資格を取得しておいた方が良いでしょう。

カウンセラーと名のつく民間資格はいろいろとありますが、企業内カウンセラーとして働くために有用だとされているのは、産業カウンセラー、キャリアカウンセラー、臨床心理士、精神保健福祉士の資格で、その中でも、産業カウンセラーの資格を取得している人が非常に多くなっています。

社員からの相談にはキャリア設計に関する悩みも多いので、産業カウンセラーの資格に加えて、キャリアカウンセラーの資格を持っていると役に立ちます。2018年に第1回の資格取得試験が行われる予定の、心理職では初の国家資格「公認心理師」もおすすめです。

公認心理師資格の詳細については、下記サイトをご覧ください。

公認心理師 [厚生労働省]

まずは産業カウンセラーの資格取得を目指そう!

<受験資格>
試験日に20歳に達していること(試験は年に1回、毎年1月下旬に実施)。
産業カウンセラー協会が行う養成講座(通学・通信)を修了していること。

<試験概要>
例年、以下のような試験が行われています。
学科試験 : マークシート(90分+60分)
実技試験 : ロールプレイ・口述試験(30分)

<2016年度 産業カウンセラー試験合格率>
学科試験 : 73.8%
実技試験 : 72.2%
総合合格率 : 67.1%(総合合格者数は2,803名)

産業カウンセラー資格の詳細については、下記サイトをご覧ください。

一般社団法人 日本産業カウンセラー協会

企業内カウンセラーの仕事に就きたい方へ

企業で働く社員が総務部や人事部、営業部に配属後、産業カウンセラーの資格を取得して企業内カウンセラーの仕事をしているケースがほとんどですが、求人情報を探す場合は以下の方法を参考にしてください。

<求人情報>
企業内カウンセラーの求人情報が出される場合、以下のような方法が取られることがあります。

・公募
・口コミ紹介
・社内募集
一般社団法人 日本産業カウンセラー協会 産業カウンセラー無料職業紹介所

<仕事を探す場合の注意点>
「企業内カウンセラー」「産業カウンセラー」という職種での求人ではなく、「社内カウンセラー」「EAPカウンセラー」といった職種で募集されていることが一般的です。

産業カウンセラーの資格を持っている人は多いですが、これまでは社員が入社後に取得することが多かったため、産業カウンセラーとして独立して仕事をしている人は少ないのが現状です。

企業内カウンセラーの仕事には、心理学やカウンセリングの専門知識だけではなく、その企業の業種や業務内容についての知識・実地経験も必要です。資格を取得しただけでは不十分で、積極的に専門性を高めていくことが求められます。

企業内カウンセラーは、今後ますます重要性が高まっていく職業です。ほとんどの企業内カウンセラーは、産業カウンセラーをはじめとする何らかの資格を取得していますので、これから企業内カウンセラーを目指す方は資格取得を目指しましょう。

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【筆者プロフィール】

「アドバンテッジJOURNAL」編集部

「アドバンテッジJOURNAL」編集部
導入企業数3,140社/利用者数483万人のサービス提供実績と、健康経営銘柄に3年連続で選定されたアドバンテッジリスクマネジメントの知見から、人事領域で関心が高いテーマを取り上げ、押さえるべきポイントやつまずきやすい課題を整理。人事担当者や産業保健スタッフの“欲しい”情報から、心身のヘルスケアや組織開発、自己啓発など従業員向けの情報まで、幅広くラインアップ。「ウェルビーイングに働く」ためのトピックスをお届けします。

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